営業編

ミスをしてしまった時の対処法

ミスは誰でもやってしまうものです。
ミスは見落とし、勘違い、過信、注意不足、力量不足、様々な要因で起こります。
減らすことはできますが、ゼロにはできません。


ミスをしてしまった時の相手への対応で、その人の人間性が出ます。
その対応次第で、後の人間関係に差が出ます。

人は、怒り続けることはできません。
したがって、怒らせてしまった後のあなたの印象をどう持ってもらうか、が重要だと私は思います。
むしろミスをすることをきっかけに、信頼を得ることだってあります。

ダメな典型例、対処法をまとめました。

よくあるダメな典型例

①嘘、誤魔化し
②言い訳、正当化
③距離を取ること

①嘘、誤魔化し

一番やってはいけないことが嘘や誤魔化しです。
浅はかな嘘はすぐにバレると思った方が良いです
よく嘘を付く人は、それに気が付いていないのだと思います。

人は、会話をするときに、言葉だけから情報を得る訳ではありません。
むしろ、視覚や聴覚から得る情報の方が多いと言われています。

嘘や誤魔化しをするとき、大抵は違和感が出るはずです。
それがはっきりと何か分からなくても、『ん?何かおかしいな』と感じること、皆さんにも経験がおありだと思います。

事実を追及していくと、大抵はボロが出ます。
完璧に嘘を付くことは非常に困難なことで、入念な準備が要ることです。
であるならば、浅はかな嘘はつかない方が合理的です。

嘘や誤魔化しは、一発で信頼を損ないます。
噓つきのイメージが付きますので、そこから回復することは無いでしょう。
これはとても損なことです。

『リスクが高く、失うものも大きい』、これが嘘や誤魔化しです。
そもそも、嘘を付くことで何を守ろうとしたのか。。

癖になってしまっている人は、すぐに直しましょう。

②言い訳、正当化

「自分は悪くない」、といった口調で話す人、よくいますよね。
もちろん、ミスした側にも言い分があるケースだってあるでしょう。
自己を防衛するために、ついつい言ってしまうのも分かります。

しかし、ミスをされた側は、そんなものを求めている訳ではありません。
ミスをされた側のニーズが、言い訳や正当化だけで満たされることは無いでしょう。

言い訳や正当化は、自分を守るための行為であって、相手のためを考えてする行為ではありません。
人は、自分のために何かをしてくれる人に好印象を持ちます。
言い訳や正当化は、その逆ですね。
相手のことだけを考えて話をすれば、言い訳や正当化は出てきません。

ただ、言い訳や正当化が必要な場面もあると思います。
前面に出さない方が良い、ということです。

言い訳や正当化を言って良いタイミングがあるとすれば、それは終盤です。
自分の非を認め、相手が収まってきたところに添えるくらいが丁度良いでしょう。

③距離を取ること

ミスをすると、その事実や、相手から距離を取ってしまいがちです。

「ミスを放置する」
「ミスして迷惑をかけた相手と疎遠になる」

要するに嫌なことからの逃避です。

例えば、自分のミスで怒らせてしまった相手がいたとして、
ミスが気まずくて、避けてしまったり、報告・連絡すべきタイミングでそれをしなかったりすると、ますます炎上します。

なぜなら、相手はミスを認めて、謝って、反省してほしいのに、その逆に見えるからです。
何も気にせず、緩慢な対応をしているようにしか見えないのです。

嫌なことを避けたいのは分かります。
ただ、それは往々にして逆効果となります。
ミスをした場合、それを跳ね返すには、むしろ積極的に関わっていく姿勢が大事です。

逃げや放置は、信頼関係を損なう要因のひとつです。
これも癖になっている人が多いので、思い当たる方がいれば意識して直していきましょう。

対処法

①正直に事実を伝える。
②他責ではなく、自責。
③相手の感情に寄り添う。

①正直に事実を伝える。

ミスをして、相手にそれを伝えるとき、自分を擁護しようとすると要旨がぼやけ、相手を苛立たせます。
また、出だしのタイミングで自分を擁護しようとすると、それは相手にも伝わります。
ただの言い訳にしか聞こえず、余計に腹が立ちます。

まずは、自分のしてしまってミスを、事実として伝えることです。
自己保身をせず、不利なこともちゃんと言う。
言いたくないこと、隠しておきたい胸の内もしっかりと伝える。

ここが一番苦しいと思います。

これが誠意を伝える第一歩です。
ミスを受け止め、真摯に話をしていることは相手に伝わります。
重要なことは、正々堂々と謝罪をすることです。

②他責でなく、自責

ミスをしたことについて、他責の念があるとそれは相手に伝わります。
言葉の端々にそういった気持ちは出てしまうものです。

何ごとにもそうですが、すべて自分の責任でものごとを考えた方が、より前向きな結果に繋がります。
自分を責めろ、ということではありません。
『自分の何がいけなかったのか』『もっと違う対応はできなかったのか』、こうやって真剣に向き合うことによって、ミスを受け止めることができます。
そしてそれによって、相手への謝罪の仕方が変わってきます。

逆に、何でも他人のせいにしてしまう人がいます。
これでは何の解決にもなりませんし、自分が悪いと思っていないのに謝罪をしても、それは相手にも伝わってしまいます。

ミスが起こってしまった以上、自分にも何らかの責任があるのです。
重要なことは、自分の悪かった点を考え、反省し、そのうえで謝罪をし、解決へ向けて動くことです。

③相手の感情に寄り添う。

相手がミスに対して怒っているのであれば、それをすべて吐き出させることが重要です。
自分の非を認め、時には相手に共感し、不満を全部受け止めましょう。

相手の不満を聞かずに流したり、言い訳をしたり、話を転換させるようなことをしてしまうと、相手の怒りは増長します。

相手は、「自分の不満を分かってほしい」「ミスを認めてほしい」「それに対して何らかの対応をしてほしい」「ちゃんと反省してほしい」と思っています。
なので、ただ話を聞いて謝れば良い、というものではありません。
相手が何を言わんとしているのかをしっかりと理解しようとする姿勢が重要なのです。

相手を理解し、受け止めることに集中してください。
そのうえで、どう対応したら良いのかを考えましょう。

嫌なことを受け止めるのはパワーの要ることです。
それができる人が、ミスをバネにできる人だと思います。

まとめ

・ミスをしっかりと受け止める
・相手を考える姿勢
・挽回への積極的対応

ミスをして、その後にしっかりと対応することによって、逆に信頼を得られるようなことがあります。
「ちゃんと謝ることができる人」は少ないのです。

まずはミスをしっかりと受け止める必要が大事です。
そうすると、迷惑をかけてしまった相手に対し、純粋に申し訳無い気持ちが出てきます。
そして、ミスを挽回するためには、決して嫌なことから逃げてはいけません。
むしろ、積極的に関わろうとするべきです。
失敗に真剣に向き合えば、自然とそういった行動になりますし、それは相手に伝わります。

そして、このような行動を取れる人は少ないので、逆にチャンスとなります。
一転して、「信頼できる人」になるわけです。

ミスしないことも大事ですが、ミスをしてしまった後の対応はもっと重要です。
相手の状況を考え、相手のために謝罪をし、相手にとって良い行動を取っていくことが重要です。
逃げずに対応しましょう。
そうすれば、きっと良いことがあります。

少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
ではまた。